100枚のうち、多くのアルバムがランク入りしているアーティストは、ビートルズ(6枚)、ボブ・ディラン(5枚)、ザ・ローリング・ストーンズ(4枚)、デヴィッド・ボウイ(4枚)、ブルース・スプリングスティーン(3枚)、レディオヘッド(3枚)であった。意味がわからないのだが、もしそう考える日本の人がいるのなら、その人は洋楽を聴いてはいけない。しかし日本では、村上春樹を筆頭に、これらの全部を「同等で等価のもの」として並べるのが格好いいと「誤解」する人が多く、音楽評論家もそんな人ばかりのようで...僕は不思議でしょうがない。とくに黒人音楽はほとんど聞いていないに等しい。『本作は、明瞭な保守反動性につらぬかれていた。『ところで、どうも世界じゅうで日本でだけ、本作へのバッシングがおこなわれていた、らしい。アメリカで最も有名なものが、音楽雑誌「ローリング・ストーン」が発表した「500 Greatest Albums of All Time」の2012年改訂版である。黒人音楽やヒップホップは、いまやロックという音楽カテゴリーの中の大きな一画を占めているのである。トーキング・ヘッズの「このやりかた」こそが
レビュー