後(FEEL LIKE MAKING LOVE以降)にソウル魂?のようなものが抜けてしまい、ブラコン流行路線になってしまったのは時代のせいとはいえ残念です。もちろん「KILLING ME SOFTLY」は超名盤ですが、彼女の本質はこの1枚目と2枚目ですね。JAZZ的フィーリング感じさせるディープに歌い上げる歌唱方、JAZZのハスキーとは又違いほんの少し甘い声、魅力的です。ニーナ・シモンはJAZZ側からソウルにアプローチしたのと反対に、彼女はJAZZフィーリングを感じさせるソウルで魅了します
ロバータ・フラック 魂を感じ
- by ferra 0321 creator 0721,
2024-05-22 14:38:24
4.6/
5stars
透き通っていながらも力強く、優しく心に染み入る歌声は、聴く者の心を離さない。スローテンポの中、スピリチュアルな独特の感性でつむぎ上げられた世界は、まさしく至福の時である。 1曲目、ベースとドラムがラインを刻み、そこにロバータのヴォーカルが絡むように進んでいく。(1972年映画『PLAY MISTY FOR ME』(クリント・イーストウッド主演)に使用されたことがきっかけでヒットしたとのこと。 ロバータ・フラック、69年、29歳でのデビューアルバムである。要所でブラスセクションがソウル的なアクセントをつける。 。 アルバム全体を通して、マイルス・デイビスのバンドの主要メンバーであった、ロン・カーター(Wood Bass)が曲の屋台骨を支える渋く重要な役割を果たしている。2曲目は、ボレロ調のリズムにフラメンコ・ギターが哀愁を添えたりする。) どの曲も、ロバータの個性が感じられ、粒のそろったアルバムになっている。が、いずれの曲も途中でロバータの歌声が翼を広げ、全てを包み込み、彼女しか作り得ない世界を表現する。ロバータ・フラックの歌の原点とも言える魂を、歌に対する愛情や信頼感を感じさせて
レビュー